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<<   作成日時 : 2011/03/05 22:16   >>

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既に指摘しましたように第二の発明である「(赤くて)小さい靴」には第三の発明である「(赤くて)大きい靴」は含まれていませんし、第三の発明である「(赤くて)大きい靴」にも第二の発明である「(赤くて)小さい靴」は含まれていません。「赤い」と言う特徴を考慮の外に置けば「小さい」靴と「大きい」靴は互いに対立してしまいます。このように両者には発明の単一性がありませんので第二の発明と第三の発明のそれぞれについて別々に分割の手続きをしなければなりません。

このようにして、最初の発明に関する最初の出願(分割後にはこの出願を「親の出願」と言います。)と、第二の発明に関する第一の分割出願と、第三の発明に関する第二の分割出願の都合三件の出願をすることになります。

ところで、「赤くて小さい靴」も「赤くて大きい靴」も「赤い靴」に含まれているのですから第二の発明も第三の発明も最初の発明に含まれています。既に指摘してありますように第二の発明と第三の発明はどちらも最初の発明の一部なのです。したがって、最初の発明がたとえ拒絶されてしまってはいても拒絶されている最初の発明の一部として、すなわち、最初の発明の範囲を狭くした発明として第二の発明と第三の発明のどちらか一方を審査官の裁量により現在の出願でさらに審査を続けることができるのです。但し、現在の出願で審査を続けることができるのは第二の発明と第三の発明のどちらか一方だけであって両者ではありません。

これまでは、「赤い靴」出願が実体審査を受けて請求項1だけが審査されて拒絶され請求項2や請求項3は審査されなかった場合を考えてきたのですが、現実の審査では請求項1と共に請求項2が審査されることになる筈です。最初の発明の範囲を狭くした発明として審査官により選ばれなかった発明はこれを分割して別個の出願として審査をして貰うことになります。発明の単一性がないのですからこれは致し方のないことです。

シフト補正を検討するための準備は以上で整いました。

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